前回のエントリーphotoshop(フォトショップ) Tips-選択範囲の境界線をぼかすテクニックで最後に取り上げた合成画像の作り方と選択範囲の境界線をぼかすことでの馴染ませ方などを書いてみます。

上記のphoto素材(小2枚)を合成して、トップのように仕上げます。大体20分程度の作業です。素材となるphoto素材を探すのに時間がかかります。
日頃からStockphotoなどに目を通しておくと思い浮かんだものをすぐに表現できるようになります。(国内では素材辞典が手頃かと思いますが、同じ素材を使っているサイトを多く見かけます。特に人の素材については、新しい素材集から選んだ方がいいと思われます。)
素材
今回使用したPhoto素材は、stock.xchng - Hammock (photo by veralu)と"sunset"で検索した素材で、コレstock.xchng - Po^r do sol em Mambo Beach (photo by lauffer)。
本当は、FlickrにあるこういったPhotoをさわりたかった。こんな感じのもの。Sweethearts on Flickr - Photo Sharing!とかHammock feet on Flickr - Photo Sharing!みたいな。
合成画像作成
ハンモックのphotoの空部分を切り抜き削除し、sunsetのphotoを当てこみます。
まずは、ハンモックphotoの空部分の切り抜きから。
切り抜き作業にもいくつか方法があります。パスを使っての切り抜き、クイックマスクモードでのブラシを使っての切り抜き、フィルター抽出を使っての切り抜き、自動選択ツールやマグネット選択ツールを使っての切り抜きと。
今回は、”選択範囲”の中の”色域指定”を使ってハンモックphotoの空部分を削除して切り抜き作業を行います。
素材によって、切り抜き作業を考える必要があります。今回は、ハンモックの網と空が混じっており、網目が細かいため、”色域指定”を使って空部分を選択するという方法で作業を行います。(画像参照)
最初に作業すること
Photoshopでレタッチや合成画像など素材をさわる場合、元の画像を残しておき、複製画像を処理するようにすることが大切です。
また、最初素材からPhotoshop立ち上げる、ファイルを開くとレイヤーが背景に設定されますので、そのまま背景レイヤーの部分をダブルクリックでレイヤー1もしくは任意のレイヤーにします。(画像参照)
次に、レイヤー1を選択した状態で、CTRL+Jでレイヤー複製(もしくは、移動ツール[V]の状態でALT+↑でも複製可能)
そうした複製してから素材をさわるように癖をつけておくといいです。
色域指定
説明画像はクリックで拡大・縮小されます。
”選択範囲”の中の”色域指定”を選ぶと、画像のようにウインドウが開きます。スポイトツールで空部分のハイライトをクリックするとその色域部分が白くなります(選択される)。元画像はクイックマスクモード指定してある(素材により変える)ので、選択領域も一目でわかります。
ここで許容値のスライダーを動かして調整し、色域の領域を広げることができるのですが、それを行ってしまうと正確に領域を選択できないので、Shiftを押しながらスポイトツール[+]にて、もう少し自分で領域を増やしていきます。(CTRLを押すとグレースケール表示がカラー表示に変わります。(画像参照)
今回の場合、薄いグレー部分(カラーだと薄い水色)をShiftを押しながらスポイトツール[+]にて選択領域を広げていきます。黒い部分(ハンモック)などの網なども選択されてしまったら、最初(ハイライト部分を選択するところ)からやり直し。
ある程度選択領域を広げることができた状態で、許容値のスライダーで選択範囲領域を調整することできれいに選択できるようになります。
納得のできる状態でOKで色域指定を実行すると。空部分が選択された状態で選択範囲が生成されます。
レイヤーマスクを使って空部分のみを削除するようにしますので、Shift+CTRL+Iで選択範囲を反転させます。(画像参照)
レイヤーマスクをかける
レイヤーマスクをかけるという作業は、さまざまな場面で使えますので、覚えておくといいです。簡単な説明を書いておきます。
任意の画像で特定部分のみを表示させたい時に使います。もう一つのマスクレイヤーを生成、重ね合わせてマスクをかけた部分を隠した状態で表示できるようになります(黒部分)。
このレイヤーマスクを使うメリットは、元画像で表示したくない箇所をデータ上で削除することなく、隠すというだけの機能です。元画像を編集するのではなく、マスクレイヤーを修正することで細かい編集ができ、さまざまな表示をすることが可能です。
基本的にマスクレイヤーは、グレースケールモード(黒と白)ですので、表示領域の濃度を調整することでぼやけたような感じにマスクをかけたりすることが可能なんです(選択範囲の境界線をぼかすは、エッジ部分の濃度を下げる)。
マスクレイヤーの保存は、チャンネルでのアルファチャンネルとして選択範囲が保存されます。マスクのみをグレースケール画面で修正したいときは、アルファチャンネルを編集することで修正可能。
例えば、アルファチャンネルで階調の反転(Shift+CTRL+I)を実行することで、白黒が反転されます。このことにより、マスク部分も反転され、表示部分が逆になります。
アルファチャンネルとは、正直なところあまりエフェクトでは使いません。ややこしくなるので「各レイヤー毎に選択範囲を保存できる機能」として覚えておくといいと思います(”選択範囲を保存”と同じ事で、作業的には新規アルファチャンネルを生成し、そこに選択範囲を保存しておけば効率よく作業ができます。)。
調整レイヤー(部分的に色調補正などが可能)なども同じ要領で使うことができますので覚えておくといいです(あまり元画像を直接色調補正しません。調整レイヤーを使って、何度でも修正したりします。また、部分的な箇所の色調補正には欠かせません)。
選択範囲を反転し、選択範囲の境界をぼかす
説明を戻して、ハンモック画像にて空部分を隠すのに、レイヤーマスクを使います。レイヤーマスクでは、選択された部分が白色表示されます(表示される)ので、このままだと空部分のみ表示となります。
選択範囲を反転(Shift+CTRL+I)をし、空部分以外を選択します。ここで”選択範囲の境界をぼかす”を1pxかけます。
今回は、ハンモックの網部分がとても細かいです。こういった網目だけを表示するとエッジ(輪郭部分)がとても目立ちます。印刷でもそうなんですが、エッジばかりが目立つと仕上がりで視覚的にギラギラした感じ(印象)に見えるようになることが懸念されますので、エッジにぼかしをかけます(この場合エッジ部分の濃度を下げる)。
境界をぼかしてから、レイヤーマスクのボタンをクリックすることで空部分が隠された状態で表示されます。
基本的に合成画像を作る時には、エッジをぼかす(選択範囲の境界をぼかす)ことで画像を馴染ませることができます。
次にsunset素材を下のレイヤーに配置し、位置や大きさを調整することで上記の画像のようになります。
選択範囲の境界をぼかすを実行しないで、画像を重ね合わせたものとぼかしたものを比べてみるといいと思います。ヒストリーパレットで後に戻ってもいいですし、CTRL+ALT+Zで段階で後戻りしていろいろと試して見比べて見てください。
細かい修正
ハンモック部分だけを表示することができた状態で細かい部分を修正します。最初の工程で色域指定か選択範囲が生成され、クイックマスクモード(Q)で修正もできますが、レイヤーマスクを使っているのでいつでも細かい修正ができます。画像を重ね合わせた状態で見た感じでおかしい部分を修正していった方が作業的には効率がいいと思います。
ここでハンモックレイヤーのマスクレイヤーを修正します。重ね合わせた画像を見ると水平線部分の波がまだ残っています。また、もっと細かいことを言えば、草木のエッジ部分にも若干の波が残っていますので、修正をかけます。
細かい部分の修正はアルファチャンネルでもできますが、元画像を見ながら修正していきたいので、そんな時は、レイヤーでのマスクレイヤーの部分をクリックすることで表示画像を見ながら修正することができます。(画像参照:赤枠部分クリック)
後は、ブラシツール(B)を消しゴムツール(E)を使いながら修正をします。windowsであれば、右クリックでブラシのサイズや形態をすぐに変更できます。MACの場合は、確かコマンドを押しながらクリックを長押しで表示ウインドが出てくると思ったけど(ちょと昔のことで不明確だけどいろいろと試してみてください)
波なんかを消したり、表示が薄い部分をしっかりと表示させたりと、ブラシの形状や大きさを使って適宜修正(大きいエアブラシで遠くからなぞるとうっすらと表示できたりと臨機応変に使ってみてください)。ハンモック部分をsunset状態にする
ハンモック部分が午前中のような状態で表示されていますので、sunsetのように夕日にあたったような感じに仕上げます。
ハンモック部分にsunset画像のマスクレイヤーかけたものを重ねあわせることで可能となります。
- まず、sunsetのレイヤーを複製します。(CTRL+J)
- ↓
- 複製したsunsetレイヤーをハンモックレイヤーの上に持ってきます。
- ↓
- 次にハンモックのマスクレイヤーの選択範囲を表示させます。レイヤーでマスクレイヤー部分(先ほどの説明画像の赤枠部分)をCTRLを押しながらクリックすることで選択できます。
- ↓
- 先ほどと同じ要領でsunsetレイヤーの複製が選択され、ハンモック部分が選択された状態でレイヤーマスクをかけます。
- ↓
- 描画モードを覆い焼きこみツールに変えてあげることで出来上がりとなります。
最終修正を先ほどと同じ要領でハンモック部分で行ってください。最終表示を見ながら、もっと細かい修正をかけるようにします。
ハンモック部分の柄にやしの葉が写りこんでいます。この部分は、多角形選択ツールですばやく該当部分を選択し、元画像(sunset)の上に同色を上塗りしてください。
元画像をさわりたくない場合は、元画像と修正部分をフォルダにして、フォルダでレイヤーマスクをかけることで元画像をさわらずに修正可能です。(画像参照)
今回のポイント
今回のポイントです(自分で思う部分)。
- 色域指定において、できるだけShift+クリックで選択領域を広げ、それか許容量の調整を行う
- 合成画像のエッジ部分は選択範囲の境界をぼかすをかける。
- 網などの画像はエッジ部分が最終仕上がりでギラギラした感じに見えるので必ずぼかす。
- マスクレイヤーの意味とアルファチャンネルでの選択範囲の濃度などについて
人それぞれ、photoshopの使い方・エフェクトの過程などは異なると思います。一つ一つの作業工程に理由などがあって、効率よく作業するにはなんて考えるとどうしても理由が必要になってきます。そんなので説明が長くなりました。
とにかくphotoshopは便利です。ただ、さまざまなエフェクトをかける理由を一緒に覚えることにより、トータル作業を早くすることができます。また、後から編集しやすいということも考えてデータを作ることができます。
自分的にはどんな方法であろうが、早くて最終的にいいものに仕上げることができるのがphotoshopを使いこなせれる人だと思っています。頭に思い浮かべたもの(新しいデザイン)を早く形にする。
とにかくたくさんの作品に目を通すことをオススメします。そうした作品がどういったプロセスで作られたかなんてことを簡単に頭の中で思い浮かべるという作業をすることでもphotoshopを使うのが早くなります。作業工程を頭の中で浮かべることができるとトータールでの作業が早く構築できるようになります。
海外の多くのチュートリアルが紹介されます。肝心なことは、一つの作品の中の一つのエフェクトのプロセスです。一通り覚えると記憶に残りません。部分的なプロセスを抜き出して覚えることにより、さまざまな場面で使えるようになると思います(これは、プロセスの理由を一緒に覚えることと同じこと)。
動機
桑田佳祐の新曲「風の詩を聴かせて」を聴いたら、作りたくなった。
海男だけに9月終わりの夕方にビーチで大きなハンモックに二人でゆれながらマッタリとしたいですね。
「風の詩を聴かせて」
unpuluggedの曲も紹介しようと思いましたが別エントリーで紹介することにします。
最近Photoshopネタが多いですね。海外の情報もいいですが、国内の方もがんばって自分なりのphotoshopテクニックなどブログでエントリーされるといいかも。
わかりやすく説明ページを作成するという作業も難しいですね。回を重ねるごとに短くわかりやすくという点にも気をつけてエントリーしていきたいと思います。
次回は、iPhoneの作り方などを紹介してみたいと思います(データ持ってても使い道が無いので)。


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